ホワイトデーなssだよ！

ホワイトデーってのは日本出生まれた文化らしい

バレンタインのチョコレートのお返しに

マシュマロを送る日


「アイツ…マシュマロ食べるのかな…」

素直な疑問

バレンタインに
それはそれは中学生のお小遣いじゃとても手の出ないような高級チョコレートを送ってくれた愛しい人

まぁ…お金はやたら持ってそうだからそんな事は別にどうでもいいけれど

チョコをくれたという事実が嬉しかったのだから

ただ
何をお返ししようか
それに悩み続けた結果

決まらないまま今日が来てしまった

「マシュマロ…じゃなくてもいいかな、一通り見てなんか美味そうなの探そう」

食べてもらえなかったら
その時はその時か…と

デパートのお菓子売り場に足を踏み入れた

ものすごい人込みと甘い香りに飲まれながら

恭弥が喜びそうなものを手探りで探す

そして彼のイメージからどうしても和菓子に目が行ってしまう

そういえばホワイトデーを作ったのは和菓子屋だったっけ

等と考えながら歩き回って…



「チャオ～！元気してたか恭弥！！」

勢いよく応接室に駆け込むと
恭弥は呆れた顔でため息をつき

「なんなの？その大きな荷物は…」

と
俺の持っていた紙袋に目をやった

「これ、お前と一緒に食おうと思ってさ！買って来たんだ」

結局目移りしていろんな物を買い込んでしまった

許可もとらずに俺は来客用のテーブルに次々と買って来た和菓子を並べる。

「ワォ…あなたソレ…明らかに2人分じゃ無いよね…」

馬鹿なんじゃない？

と、可愛くない事を言いながらも恭弥は席を立ち、お茶を入れて戻って来た。

「お、珍しくサービスがいいじゃねーか」
「別に…ちょうど小腹が空いてたからね、付き合ってあげるよ」

そう言いながら恭弥が俺の隣りに座る

目の前に並べられた色とりどりの和菓子たちをぼんやり眺めていた恭弥の目の前に

俺はそっと

小さな箱を差し出した

「…何？これ…」

不思議そうに尋ねる恭弥を抱き寄せて

「ハッピーホワイトデー☆…って言うのかな？」

と囁くと

恭弥はしばらく考えて

「…忘れたよ」

と真顔で呟いた

「マジで！？くそー…俺結構悩んでソレ買って来たのに…」

一気に脱力し、拗ねてみせる

正直

あんな良いチョコ送っておいて、お返しを期待されていなかった事に驚いた…


ゆっくりと可愛くラッピングされた箱を開ける恭弥

中には

丸々としたヒヨコ形のマシュマロがちょこんと座っていた

一瞬

恭弥の顔が綻んだのを

俺は見逃さなかった…

が…

「いらない」

と箱ごとつき返されてしまった

「えぇ？！お前ちょっ…カワイイだろこれ？何で？！」

さっき明らかに喜んでたじゃねーか？なんでまた…

「……ぃ」

え？
消入りそうな声で何か呟いて、恭弥がうつむく

「…なんて…？」

「…こんなの…」

かわいそうで食べられないよ

と…

「……っ！！！」

なんだソレ！！！

「恭弥ー！！」

思わず俺は恭弥を抱き締める

「バカッ！放してよ気持ち悪い！！」

もう何を言っても無駄だぜ恭弥

お前かわい過ぎるよ！！


結局
ヒヨコのマシュマロはしばらく恭弥の机の上に飾られていたが

食べ物を粗末にしてはいけないと泣く泣く食べていた事が
後々草壁からロマーリオを伝って俺の耳に届いた

アイツ
マシュマロ食べるんだｗｗｗ

小さな疑問がひとつ解決した



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


うーん…よくわからん事になりました

ちなみに今日自分は晩ご飯まで寝てました

ホワイトデーか…縁遠いな
バレンタインは何故か女子みんなでチョコ交換とかするけど
ホワイトデーって結構スルーですよね

ちなみに自分はマシュマロはあんまり好きじゃありません

見た目や感触は大好きですが単純に味が…ι

昔バイト先にウサギ形マシュマロがあったので
ヒヨコ形もあるだろうと思い
こんな話になりましたｗｗｗ

意外にマシュマロって和菓子屋にカワイイの売ってますよね

そして恭弥はカワイイ物と甘い物が大好きな設定ですｗｗｗ

妄想ですが
きっとそうですよね(笑)