腐れ妄想日記&雑記です。
腐女子要素満開ですので要注意!
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12月26日早朝
まだ外は暗く突刺すような寒さ
雲雀は自分のクシャミで目が覚めた
学校の応接室のソファの上で
毛布1枚で丸くなっていた身体は末端から冷たくなっていて
もう1枚くらいは何か被るべきだったかと小さく鼻を啜る
ふと目をやった来客用のテーブルの上には小さなケーキの箱
昨日「ボンゴレ式」でクリスマスの宴をしている草食動物の群に狩に行った帰りに沢田が持たせてくれたものだ
イブとクリスマスと2日も続けて顔を出したものだから
彼なりに気を使ったのだろうけど
全く余計なお世話だ
応接室に戻って箱を開けた雲雀は盛大に溜息をついた
箱の中には柊の飾りとサンタの砂糖菓子の乗った子どもじみたショートケーキが
2つ
どういう意図が込められているのか考えるのも恥ずかしい
沢田にはバレていたんだろう
わざわざ嫌いな群れに2日も続けて割込みに行ってまで
ずっと金色のたてがみを探していた事が…
もう一回くらい咬み殺しておけば良かったと
毛布の中で口をへの字に結ぶ
そういえば巷では
クリスマスはサンタクロースという男が子どもたちの靴下にプレゼントを配るものらしい
沢田の家でも赤ん坊たちが「プレゼントをもらうため」に大きな靴下を用意していた
雲雀は今までそんな事気にした事は無かったけど
昨日ばかりは靴下を用意しておけばよかったと思ったり
直後
どれだけ大きな靴下が要るのか
などとぼんやり考えていた自分に苦笑した
だいたい欲しいものは自分の力で手にしないと気が済まない性分だった
やはり僕にはサンタクロースは必要ない
そうやって思考にとどめをさして…
雲雀は大きなあくびをして再びソファの上で丸くなって目を閉じる
肌寒さが背筋を駆け抜けたが
もう動く事さえもが億劫だった
これで風邪でも引いたらあの人のせいだ
聖なる夜に
恋人に連絡一つ寄越さない悪い男のせいだ
寒い…そうぽつりとこぼして
雲雀はまどろみに身を預けた
夢の中で
間の抜けた声が響く
その声は幸せそうに僕の名を呼んで
頭に
額に
頬にぬくもりを零していく
あぁ…なんて女々しい夢をみているんだろう
情けない気持ちでいっぱいの思考とは裏腹に
心はそのぬくもりに従順に浸っていた
これといった映像も無い
微かな音とぬくもりだけの夢
ひどく心地よくて
このまま眠りが覚めなければ良いとさえ思っていた
目を覚ました所で彼は居ないのだから
もう少しこのままで…
「ヒバリ!ヒバリ!」
甲高い声が窓越しに聞こえ
雲雀は目を覚ました
窓の外でヒバードが中に入れてくれと自分を呼んでいて
すぐに身体を起こした雲雀は違和感に気付く
「…これって……!」
毛布1枚しか被っていなかったはずの身体には
もう1枚
見慣れたファー付のカーキのコートが掛けられていた
戸惑いながら辺りを見渡すと
テーブルの上には赤い靴下とクリスマスカードが置かれてあり
ケーキはいつの間にか1つ減っていた
嫌な予感を抱えながらもそれらを後回しにし
窓をあけてヒバードを入れてやる
外は明るくなっていて
ちらほらと運動部の朝練のために登校する生徒たちが見えた
雲雀はソファに戻り
テーブルの上のカードと靴下を手に取る
カードには汚い字で
ありふれたクリスマスのメッセージとお詫びの言葉
そして靴下の中には
「…鍵?」
鍵はまた別の紙に包まれていて
包み紙にはマンションらしき住所と地図
そしてまた汚い字で
正月こそはここで一緒に過そう
と
アテにならない約束の言葉
まったく…やる事がいちいち腹立たしい
会いに来たのならなぜ起こしてくれなかった
こんなにも待ち侘びていたのに
自分だけ恋人の姿を見て満足したとでもいうのか
「ホント…狡い大人だアナタは」
夢の中の声もぬくもりも
夢なんかでは無かったと言う事か
「正月だね…今度来なかったら許さないよ」
伝えたい本人には聞こえるはずも無い独り言を零して
雲雀はカーキのコートを乱暴に羽織った
大きすぎるコートは少々邪魔だったが
ふわりと漂う彼の匂いと慣れた感触が心地よかった
「ヒバリ!プレゼント!ウレシイ!ウレシイ!」
頭上を飛び回るヒバードに言われ
サンタクロースの話を思い出す
そうか
これは彼の少し遅いサンタクロースごっこ
僕はまんまと付き合わされたってことか
悔しいはずなのに
緩い笑みが零れたのは何故だろう
箱の中に1つ取り残されたケーキをヒバードと分けてつつきながら雲雀のクリスマスは幕を閉じた
あぁ…早く正月が来ないかな
寂しかったり悔しかったりイラついたりさせられたツケ
全部まとめて返してもらうから覚悟しておいてよね
そんなことを一人考えながら
雲雀はコートのあまった袖に顔を埋めて不敵に微笑むのだった
☆*:・°★:*:・°☆*:・°★:*:・°
どうだ長いだろう(そこかい)
いや…力尽きてイラストは無しですごめんなさい
変わりに我家のクリスマスケーキでも貼っておきます
そして正確にはクリスマスssではないですねすみませ…orz
うちのディノヒバこんなんばっかりやな
恭弥のデレがヒドいですね
ツンデレではなくてもはやデレデレな勢いのデレですねw
恭弥め…ディノ坊の事大好きスギだろ!
そんなオフィシャルでないかな←自重
すみませ…仕事行って来ます
明日から休みですワーイ

まだ外は暗く突刺すような寒さ
雲雀は自分のクシャミで目が覚めた
学校の応接室のソファの上で
毛布1枚で丸くなっていた身体は末端から冷たくなっていて
もう1枚くらいは何か被るべきだったかと小さく鼻を啜る
ふと目をやった来客用のテーブルの上には小さなケーキの箱
昨日「ボンゴレ式」でクリスマスの宴をしている草食動物の群に狩に行った帰りに沢田が持たせてくれたものだ
イブとクリスマスと2日も続けて顔を出したものだから
彼なりに気を使ったのだろうけど
全く余計なお世話だ
応接室に戻って箱を開けた雲雀は盛大に溜息をついた
箱の中には柊の飾りとサンタの砂糖菓子の乗った子どもじみたショートケーキが
2つ
どういう意図が込められているのか考えるのも恥ずかしい
沢田にはバレていたんだろう
わざわざ嫌いな群れに2日も続けて割込みに行ってまで
ずっと金色のたてがみを探していた事が…
もう一回くらい咬み殺しておけば良かったと
毛布の中で口をへの字に結ぶ
そういえば巷では
クリスマスはサンタクロースという男が子どもたちの靴下にプレゼントを配るものらしい
沢田の家でも赤ん坊たちが「プレゼントをもらうため」に大きな靴下を用意していた
雲雀は今までそんな事気にした事は無かったけど
昨日ばかりは靴下を用意しておけばよかったと思ったり
直後
どれだけ大きな靴下が要るのか
などとぼんやり考えていた自分に苦笑した
だいたい欲しいものは自分の力で手にしないと気が済まない性分だった
やはり僕にはサンタクロースは必要ない
そうやって思考にとどめをさして…
雲雀は大きなあくびをして再びソファの上で丸くなって目を閉じる
肌寒さが背筋を駆け抜けたが
もう動く事さえもが億劫だった
これで風邪でも引いたらあの人のせいだ
聖なる夜に
恋人に連絡一つ寄越さない悪い男のせいだ
寒い…そうぽつりとこぼして
雲雀はまどろみに身を預けた
夢の中で
間の抜けた声が響く
その声は幸せそうに僕の名を呼んで
頭に
額に
頬にぬくもりを零していく
あぁ…なんて女々しい夢をみているんだろう
情けない気持ちでいっぱいの思考とは裏腹に
心はそのぬくもりに従順に浸っていた
これといった映像も無い
微かな音とぬくもりだけの夢
ひどく心地よくて
このまま眠りが覚めなければ良いとさえ思っていた
目を覚ました所で彼は居ないのだから
もう少しこのままで…
「ヒバリ!ヒバリ!」
甲高い声が窓越しに聞こえ
雲雀は目を覚ました
窓の外でヒバードが中に入れてくれと自分を呼んでいて
すぐに身体を起こした雲雀は違和感に気付く
「…これって……!」
毛布1枚しか被っていなかったはずの身体には
もう1枚
見慣れたファー付のカーキのコートが掛けられていた
戸惑いながら辺りを見渡すと
テーブルの上には赤い靴下とクリスマスカードが置かれてあり
ケーキはいつの間にか1つ減っていた
嫌な予感を抱えながらもそれらを後回しにし
窓をあけてヒバードを入れてやる
外は明るくなっていて
ちらほらと運動部の朝練のために登校する生徒たちが見えた
雲雀はソファに戻り
テーブルの上のカードと靴下を手に取る
カードには汚い字で
ありふれたクリスマスのメッセージとお詫びの言葉
そして靴下の中には
「…鍵?」
鍵はまた別の紙に包まれていて
包み紙にはマンションらしき住所と地図
そしてまた汚い字で
正月こそはここで一緒に過そう
と
アテにならない約束の言葉
まったく…やる事がいちいち腹立たしい
会いに来たのならなぜ起こしてくれなかった
こんなにも待ち侘びていたのに
自分だけ恋人の姿を見て満足したとでもいうのか
「ホント…狡い大人だアナタは」
夢の中の声もぬくもりも
夢なんかでは無かったと言う事か
「正月だね…今度来なかったら許さないよ」
伝えたい本人には聞こえるはずも無い独り言を零して
雲雀はカーキのコートを乱暴に羽織った
大きすぎるコートは少々邪魔だったが
ふわりと漂う彼の匂いと慣れた感触が心地よかった
「ヒバリ!プレゼント!ウレシイ!ウレシイ!」
頭上を飛び回るヒバードに言われ
サンタクロースの話を思い出す
そうか
これは彼の少し遅いサンタクロースごっこ
僕はまんまと付き合わされたってことか
悔しいはずなのに
緩い笑みが零れたのは何故だろう
箱の中に1つ取り残されたケーキをヒバードと分けてつつきながら雲雀のクリスマスは幕を閉じた
あぁ…早く正月が来ないかな
寂しかったり悔しかったりイラついたりさせられたツケ
全部まとめて返してもらうから覚悟しておいてよね
そんなことを一人考えながら
雲雀はコートのあまった袖に顔を埋めて不敵に微笑むのだった
☆*:・°★:*:・°☆*:・°★:*:・°
どうだ長いだろう(そこかい)
いや…力尽きてイラストは無しですごめんなさい
変わりに我家のクリスマスケーキでも貼っておきます
そして正確にはクリスマスssではないですねすみませ…orz
うちのディノヒバこんなんばっかりやな
恭弥のデレがヒドいですね
ツンデレではなくてもはやデレデレな勢いのデレですねw
恭弥め…ディノ坊の事大好きスギだろ!
そんなオフィシャルでないかな←自重
すみませ…仕事行って来ます
明日から休みですワーイ
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