画像の縦横比を間違えて作ったのはオイラの詰めの甘さが成せ る技…orz

『ハッピー？バースデー』


「はぁ…」

我ながららしくないとは思うほどに盛大なため息

しかし今日くらいはしかたがないだろう

せっかくの誕生日なのに
目の前にあるのはプレゼントではなく書類の山

確かに誕生日を大袈裟に主張する年齢ではないのは自覚している

でもほら

誰か一言「おめでとう」くらい言ってくれたっていいじゃないかと…

そこに追討ちをかけるかのようなこの報告書の山
今日は起きてからずっとこの調子で
窓の外はもう夕焼け模様…

正直かなりブルーになっていた

突然傍らにおいてあった携帯が鳴る

着信音はメール用の物

どうせ仕事だろうと

再びため息まじりに画面を開いて


息が止まった


目をこすり、深呼吸をして

もう一度差出人を確認する

「……恭弥…」

メールの内容は簡潔に一文だけ


「あなた、今日でいくつになったの？」

と書かれてあった


ヤバい

誕生日…覚えてくれてたなんて…

あの恭弥が…

「っ……やべー」

別に祝いの言葉をもらえたわけでは無かったが

嬉しすぎて死にそうだった

「よっしゃ！！こうしちゃいられねぇな」

さっさと片付けて
恭弥に会いに行こう…！！
さっきまで落ち込んでいたのが嘘みたいに
ディーノは仕事にとりかかった



「ボス！メシ食わねぇのか……っと…」
勢いよく部屋に入ってきたロマーリオだったが

机につっぶしたまま寝息を立てているボスに気を使って、それ以上は話しかけなかった。

「ったく…せっかくバースデーパーティの準備ができたってのに…相変わらずへなちょこだな、坊ちゃんは」

あきれたように笑みを浮かべながら
疲れ切ったディーノを起こす事無く
そっと毛布をかけてやる

「…きょ…や」

むにゃむにゃと幸せそうに寝言で愛しい恋人を呼ぶディーノ

「目が覚めたら真っ先に会いにいかなくちゃな？ボス…」



その頃、並盛中風紀委員長は大変ご機嫌ななめだった。

「せっかく僕がメールをしてあげたのに…無視するってどういうこと…？」

そうだった
ディーノは驚きと喜びのあまり、返信するのを忘れてしまっていたのだ。
なんというへなちょこぶり
隣りに部下の一人でも居れば、その事くらいには気がついたのだろうか…

次会ったら絶対咬み殺す！
と、ヒバリは心に誓ったのだった


あの人のために用意したプレゼントは

まだ鞄の中で眠ってる



～・＊・～・＊・～～・＊・～・＊・～


はい！またわけのわからんssを書いてしまいました！
再び突発ものです

とりあえずディノ坊お誕生日おめでとうを何もしないのはなんとなく嫌だった

それだけじゃ！！！！